野性味という経営力

ChatGPTについてのテレビコメントしました。
※TVK newslink 2023.5.11放送

「企業が使うことで生産性はぐっと上がる。」「機密情報の入力はしない。」「企業ごとに活用ルールを作るべき。」

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中小企業診断士の竹内幸次です。今日は神奈川県小田原市の中小企業のコンサルティング、東京都中野区の専門サービス業のコンサルティングをします。

今日は野性味という経営力についてです。

【野性味という経営力】作成 中小企業診断士 竹内幸次

・日経記事「企業の失敗、野性喪失から『失敗の本質』の著者説く 野中郁次郎一橋大名誉教授」(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD026Z80S3A001C2000000/)は何度も読み返したくなる記事だった。長く深い洞察から日本の政治、経済、経営、そして中小企業にまであてはまる内容だった。野中先生は泰斗と評されるに相応しい。
・もっとも記憶に残った件は「野性味」という言葉。PDCAではなく、PdCaと表現した佐藤郁哉氏の言葉を挙げて、P計画とCチェックが過度に重視され、逆にD実行とA改善への意識が低かった。経営手法や方法論に酔いしれ、その方法を行えば結果がでると過信した。これが近年の日本の失敗と説く。
・私も日頃から中小企業は6割主義でスタートすべしと講演やコンサルで力説している。計画は行動のためにあり、行動力が引き出せるのなら、計画書の枚数等の表面的なことはどうでもいい。
・近年の国や自治体が行う中小企業向けの補助金や助成金でも、計画(書)重視が見られる。審査を担当する中小企業診断士や経営知識があるとされる人からは「こんな分析手法を知っているのか、こんな経営メソッドを知っているのか」と思われて採点評価があがる傾向がある。
・長く続いてきた、そして今後も長く続く可能性がある日本の低迷を救う1つのキーワードが「野性味ある経営」だと再認識した。


スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2023年10月31日に講演「ビジネスを革新する生成AI活用~ChatGPT等の活用で生産性を向上させよう~」を公益財団法人にいがた産業創造機構/NICOクラブセミナーで行います