2024年 年頭挨拶、年頭訓示の話し方

日経クロステックActiveに掲載

「2700社以上の企業経営をコンサルしたプロが語る コロナ禍の乗り切り方」

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中小企業診断士の竹内幸次です。今日は2024年 年頭挨拶、年頭訓示の話し方についてです。

【2024年 年頭挨拶、年頭訓示の話し方】作成 中小企業診断士 竹内幸次

2024年は明日1月4日や5日、もしくは9日が仕事始めという中小企業が多い。新年初の朝礼では以下のような年頭挨拶、年頭訓示をするようにしましょう。

従業員の顔を見て、明るい表情で新年の挨拶をしましょう。「新年あけましておめでとうございます」は誤用との見解が一般的なので、「あけましておめでとうございます」や「新年おめでとうございます」と言いましょう。「あける」は「終わる」の意味なので、「新年あけまして」にすると、新年が終わるという意味になるからです。

2024年の世界経済の見通しに触れます。参考になるのは国際通貨基金(IMF)の「世界経済見通し」(https://www.imf.org/ja/Publications/WEO/Issues/2023/10/10/world-economic-outlook-october-2023)です。


▲2024年の経済成長率予想。日本は前年よりも低い1.0%

次に日本の経済見通しを話します。2023年12月21日に閣議了解された「令和6年度の経済見通しと経済財政運営の基本的態度」(https://www5.cao.go.jp/keizai1/mitoshi/2023/r051221mitoshi.pdf)を参考します。1.3%成長との予想は、上記のIMF予想の1.0%よりも高いことを認識しましょう。

最後は自社の2024年の目標を話します。売上や利益という結果目標のみならず、結果につながる行動面、たとえば新規事業展開や新規取引先の開拓、生成AI活用、リスキリング(学び直し)等を進めること等を話しましょう。


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