ポートフォリオ型の新規事業


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は横浜市の製造業のコンサルティングをします。

今日はポートフォリオ型の新規事業についてです。

【ポートフォリオ型の新規事業】作成 中小企業診断士 竹内幸次

新規事業は、従来事業との関連性の観点から2つに分かれる。1つはシナジー型の新規事業。従来事業との資材や客層、販路等を活かすことで相乗効果を得る。相乗効果は高い生産性をもたらす。

もう1つはポートフォリオ型の新規事業。ポートフォリオは組み合わせの意味。従来事業が加工請負型の製造業であった場合のポートフォリオ型の新規事業は、たとえば飲食業になる。経営資源や材料、販路等が従来事業とまったく異なるため、相乗効果はない。

相乗効果がないのに、現在の中小企業がポートフォリオ型の新規事業を行うメリットは何だろうか。それは不測事象や大きな変化が予測されるための収益急減リスクを緩和するため。

具体的にはいわゆる”もしトラ”。EV等の世界市場が大きく変わる可能性がある。

中小企業経営者の皆様、シナジー効果ばかりを考えずに、ポートフォリオ効果も考えて事業展開しましょう。


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