行き過ぎた消費者保護、労働者保護はないか


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都品川区の中小企業のコンサルティングをします。

今日は行き過ぎた消費者保護、労働者保護はないかについてです。

【行き過ぎた消費者保護、労働者保護はないか】作成 中小企業診断士 竹内幸次

日本経済新聞2023年10月7日(https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD026Z80S3A001C2000000/)にあるように、日本低迷の真因は計画と分析とコンプライアンスの過剰にある。何のための計画か、どうしてそこまで分析する必要があるのか、コンプライアンスの形骸化や副作用はないのか。

「お客様は神様です」という歌手の言葉を鵜呑みにし、売り手と買い手が対等であることを忘れて野放しを30年以上も続けた結果のカスハラ(消費者・顧客による悪質ないやがらせや迷惑行為)社会問題。

飲食店やホテルや小売店の買い手がそんなにも偉いのなら、労働力の買い手である企業も従業員よりも偉いということになり、強権を振るうことが許される。そんな道理は通らない。

何らかのルールで保護が必要なのは立場が弱いから。大昔に情報が知らされることなく、情報弱者であった消費者は今でも情報弱者だろうか。中途入社が不利だった労働者は今でも不遇なのだろうか。

時代は変わった。今や消費者は売り手よりも多くの情報を得ることができ、労働者は自分を高く評価する企業と出会うことができる。

行き過ぎた消費者保護、古い時代の労働者保護はないか。我々中小企業経営者が黙って我慢することは美徳ではない。日本の未来を考えるなら意見しよう。未来から評価される活動こそが経営なのだから。


スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2024年6月29日に中小企業講演「中小企業の生成AI活用法」を事業承継センター「社長塾」で行います。

関連記事:中小企業診断士竹内幸次の「消費者保護」をテーマにした企業ブログ記事一覧