経験を積むと決められなくなる理由


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都立川市の中小企業のコンサルティング、東京都中野区の専門サービス業のコンサルティングをします。

今日は経験を積むと決められなくなる理由についてです。

【経験を積むと決められなくなる理由】作成 中小企業診断士 竹内幸次

ビジネス経験が増えるとベテランと言われるようになる。実務歴が長く、担当した業務の範囲が広いため安心感あり、突発的なことが起きても柔軟に対応することができる。

逆にその分野の初心者は、プロであっても粗削りであり、どこか教科書的なことしか言えないし、できないことが多い。でも、経験が浅いことで一面的なものの見方に集中することができるため突破力がある。

ベテランは「性格が丸くなった」と言われることがある。つまり尖がった意見が影を潜めて、多様な価値観を受け入れるようになる。初心者の頃には許せなかった価値観も、ベテランになると、「まぁ、それもありかな」と受容する。

この受容が周囲からは「決断力がない」や「風見鶏」、「考え方がいつも変わる」等と評されることにつながることになる。

中小企業では以前から高齢者の活用が進んでいる。若手が雇用できず、定年制度がないことも多いためだ。一般に高齢で経験が増えると、上記のような状況になる。

中小企業経営者の皆様、御社では経験を積んだベテランと若手のそれぞれの特性を理解して組織運営されていますか?


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