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中小企業の生成AI普及が遅れている10の理由


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都中央区の中小企業のコンサルティング、協同組合東京文具共和会で中小企業講演「中小企業の生成AI活用法」を行います。


中小企業診断士 講演
▲東京文具共和会での中小企業向け生成AI活用講演です


今日は本日の講演に関連して中小企業の生成AI普及が遅れている10の理由についてです。

【中小企業の生成AI普及が遅れている10の理由】作成 中小企業診断士 竹内幸次

私はプロの中小企業診断士として毎日中小企業の現場を訪問して具体的にコンサルティング(助言)している。ChatGPTが公開(2022年11月)から1年半が過ぎるが、日本の中小企業が生成AIを積極的に使っているという状況には至っていない。その理由を整理してみた。

01 生成AIを自分の会社にどう取り入れるべきかが分からない
02 次々と新しい生成AIが登場するので、ChatGPT有料版等のビジネスで使える高機能の生成AIを選択できない
03 デジタルやIT自体が経営の中心になく、余裕があったら取り組めばいい程度の認識しかない
04 デジタル活用やDXを進めようとしても組織メンバーが「仕事が増える」等と面倒に感じてしまう
05 経営者に未来ビジョンがない
06 後継者が決まっていないため、新しい活動を行うことを控えてしまう
07 AIゆりこや横須賀AIアバター市長等の動画生成AIを知ると、単なるフェイク動画のように見えて、活用する気持ちにならない
08 そもそもテキパキと仕事をする、つまり生産性を上げようとする雰囲気が社内にない
09 取引先大手企業から情報流出注意や生成された文字や画像の著作権について留意するように言われて、活用が怖くなってしまった
10 生成AIの普及は人類を破滅させると思っている


スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2024年7月23日に中小企業講演「価格転嫁の進め方と交渉のポイント」を横浜商工会議所で行います。

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ChatGPTについてのテレビコメントしました。
※TVK newslink 2023.5.11放送

「企業が使うことで生産性はぐっと上がる。」「機密情報の入力はしない。」「企業ごとに活用ルールを作るべき。」

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