売上が上がった要因は数量要因か単価要因か


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都目黒区の小売店のコンサルティングをします。

今日は売上が上がった要因は数量要因か単価要因かについてです。

【売上が上がった要因は数量要因か単価要因か】作成 中小企業診断士 竹内幸次

私の周囲には売上高が上がっている中小企業が多い。先日訪問した飲食店は前年同月比で112%の売上だった。粗利益率も業界平均を上回っている。

売上高が上昇した時、その要因を分析してみよう。円安のため原材料等の費用が上昇しているため、価格転嫁をすれば販売数量が増えていなくても売上高は上がる。これはこれで価格転嫁を円滑に進めることができたという中小企業の実積になる。

また、大幅な価格転嫁の結果、販売数量がわずかに減少したものの、売上高は増加することもある。これも1つの経営だ。自社の事業の付加価値を理解するターゲット顧客から深く理解されている証左である。

さらに、価格を据え置いたために割安感が出て、販売数量が伸びるというパターンもある。販売数量が伸びれば、仕入価格の交渉力も高まり、それなりの粗利益は確保できる。

中小企業経営者の皆様、その上昇した売上高は価格要因ですか?それとも数量要因ですか?


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