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生成AI質問文にハッシュタグ指定は有効なのか


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は秩父商工会議所で中小企業講演「DX推進で新しい未来を切り拓く!」を行います。


中小企業診断士 講演
▲埼玉県秩父での中小企業向けDX講演です


今日は本日の講演に関連して生成AI質問文にハッシュタグ指定は有効なのかについてです。

【生成AI質問文にハッシュタグ指定は有効なのか】作成 中小企業診断士 竹内幸次

ChatGPTが登場した初期の頃の生成AIでは、明確に指示を出すためのテクニックとして以下のようなプロンプトを書くことが推奨された。生成AIが明確に指示を理解するためだった。

#AIの立場
○○○○
#指示
○○○○
#文章に使うキーワード
○○○○ ○○○○
#条件
○○○○

信頼おける日本語生成AIであるELYZA LLM for JPでハッシュタグ指定と文章指定で生成される文章がどの程度違うのかを試してみた。

1.ハッシュタグ指定型のプロンプト(指示文)
#AIの立場
大学教授
#指示
中小企業の強みを論じる。
#文章に使うキーワード
中小企業 規模 パフォーマンス
#条件
200文字程度で書く。

2.文章指定型のプロンプト(指示文)
中小企業の強みについて、規模、パフォーマンスの言葉を使って200文字程度で書く。

3.結果の比較
以下のように、ほぼ同じ結果となった。


▲左がハッシュタグ指定、右が文章指定の結果

4.結論
上記から、機能が格段にアップしている現在の生成AIでは、文章型のプロンプトであっても、その内容を的確に理解している。ただし、的確に文章型のプロンプトを書くことが難しい場合には、ハッシュタグ型で項目を指定した方が指示を出しやすいものと思われる。


スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2024年9月19日に中小企業講演「中小企業のための生成AI入門~テキスト生成、画像生成等の活用で経営革新しよう」を興産信用金庫/興産若手経営者で行います。

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ChatGPTについてのテレビコメントしました。
※TVK newslink 2023.5.11放送

「企業が使うことで生産性はぐっと上がる。」「機密情報の入力はしない。」「企業ごとに活用ルールを作るべき。」

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