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”できすぎ回答”のためAIは使いたくないという心理


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は横浜市の製造業のコンサルティング、横浜市の中小企業のコンサルティングをします。

今日は”できすぎ回答”のためAIは使いたくないという心理についてです。

【”できすぎ回答”のためAIは使いたくないという心理】作成 中小企業診断士 竹内幸次

生成AIの急激な進化が続いている。今や最新情報はX(旧Twitter)よりもTikTokの方が情報が早い。静止画が動き出す生成AIは失敗もあるものの、TikTokで共有されたAI生成動画は驚くばかり。

技術的には素晴らしい進化を遂げている生成AIだが、中小企業の現場では使われることが少ない。なぜだろう。考えてみた。

中小企業経営者は持てる情報を補うためにテキスト生成AIを使うことがある。つまり情報収集にテキスト生成AIを使うということ。一方、ブログ原稿や事業計画作成に生成AIを使う際には、生成AIに回答させるものの、その文章等を使わないことも多い。

なぜ生成AIの回答を情報発信に使わないのか。理由の1つには、AIが生成する文章や計画の完成度が高すぎて、今までの自分(自社)らしくないということがある。従来の自分(自社)らしくないために、生成AIに書かせた感があって、逆効果になるのではないかという不安を感じてしまう。

生成AIは最高のアウトプットを生成しようとしている。このため何の指定もしなければ、それらしい完成度が高い文章を作り上げる。逆に言えば、「#あなたは20歳代前半の人」のようにAIの役割を明確に与えれば、自分(自社)にマッチした文章になることだろう。


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2024年10月18日に中小企業講演「中小企業のDX」を徳島県阿波銀行で行います。

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