中小企業診断士試験で覚えた知識が売上になる訳ではない

日本テレビ/ウェークアップ出演


物価高騰の中、価格改定に悩む中小企業にコンサルしている様子が放映されました。>>動画を見る



中小企業診断士の竹内幸次です。今日は中小企業診断士試験で覚えた知識が売上になる訳ではないについてです。

【中小企業診断士試験で覚えた知識が売上になる訳ではない】作成 中小企業診断士 竹内幸次

先日コンサル先の中小企業から「中小企業診断士ってどのようなことを勉強して受かるのですか?」と質問を受けた。税理士や弁護士や社会保険労務士等はなんとなくイメージできるが、中小企業診断士という名称からは中小企業向けの仕事だとは分かるものの、何を学び、どのような知識を持っているのかが分からないと。

一通り説明すると、「そんなにも幅広いことを学んでいるのですか」との感想。改めて中小企業診断士の理解度が低いことを実感した。

また、中小企業診断士試験のために暗記したり、理解したことは、いわばスマホのOS(基本ソフト)のようなものであり、それでけでは使えない。やはりアプリを数多く搭載しないと使えるスマホにはならない。

中小企業診断士を勉強中の人がよく陥る間違いが、この中小企業診断士試験で覚えた知識が経営コンサルタントとしての武器になるという誤解。中小企業の社長に一般論を伝えてもコンサルはできない。目の前の中小企業の状況や社長の心理状況も察知して、時事問題や最新情報も含めて幅広い知識から言葉をセレクトして伝えることに価値がある。


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