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生成AIが万能だと誤解している経営者

ChatGPTについてのテレビコメントしました。
※TVK newslink 2023.5.11放送

「企業が使うことで生産性はぐっと上がる。」「機密情報の入力はしない。」「企業ごとに活用ルールを作るべき。」

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中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都港区の専門サービス業のコンサルティング、東京都目黒区の小売店のコンサルティングをします。

今日は生成AIが万能だと誤解している経営者についてです。

【生成AIが万能だと誤解している経営者】作成 中小企業診断士 竹内幸次

生成AIを試さないことも問題だが、逆に生成AIを過信するのも問題だ。脳型AIではない現在の生成AIは基本的にネット上に公開されている情報を学習し、その情報をもとにテキスト等を生成する。人の脳のように経験や周囲の情報から高度に推論することはできない。

たかが生成AI。こう考えることも必要だ。魔法使いのように何でもパーフェクトにやってくれる訳ではない。コパイロットは副操縦士という意味であり判断や実行するのはパイロットである人だ。

具体的にはプロンプト(指示文)をうまく入れないと期待する回答は得られない。生成AIの回答に満足しない経営者の多くは、自分の指示の仕方が悪いことが多い。従業員に的確に指示を出すように、生成AIにも丁寧に指示を出すべきだ。

丁寧に指示を出す方法としては生成AIに何をアウトプットして欲しいのかを明確にすること。内容によっては6W2Hの手法で明確に指示文を出すことも有効となる。


スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2024年11月28日に中小企業講演「生成AIを活用した組合運営~基礎編~」を山口県中小企業団体中央会で行います。

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