創業者を支援する際の心得


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は久喜市商工会創業塾2024で講演「創業の心構え~経営者の心構え、ビジネスの覚悟を知る」、東京都新宿区の中小企業のコンサルティング、東京都調布市のサービス業のコンサルティングをします。


中小企業診断士 創業講演
▲埼玉県久喜での創業講演です


今日は本日の講演に関連して創業者を支援する際の心得についてです。

【創業者を支援する際の心得】作成 中小企業診断士 竹内幸次

中小企業診断士として開業してから3,000社(個人事業も含む)のコンサルをしてきたが、創業塾講師や創業前のマインド助言、創業が現実になった際の創業計画の助言、創業直後の助言等もかなり行ってきた。

私自身が中小企業診断士で独立したのは32歳であり、コンサルタント会社経験もないままでの独立であったため、創業者の不安な気持ちはよく分かる。私も当時は自分の人生がどうなってしまうのかが不安で眠れない日々を過ごしていた。

多くの創業計画を見て、急成長の事例、思うように業績が伸びなかった事例等を経験してきたが、創業者を支援する際には以下のように考えるようにしている。

・気持ちを支える。数値計画や事業モデルへの助言だけでなく、「大丈夫」や「今後も全力で支援する」等の言葉を使って、創業者の気持ちを支えるようにしている。

・過去よりも未来の話題を増やす。創業者の過去の経験だけでなく、世界や日本や地域が今後のどのように変化するのか、つまり未来から今を見る視点の重要さを説明するようにしている。経営とは「未来から評価される活動」のこと。

・個性を引き延ばす。過去の一般的な経営に当てはめることなく、目の前の創業者の個性を多面的に見抜く。ものまねは短期的な売上にしかならないが、個性(差別化)は長期的な利益につながる。


スプラムでは中小企業に即した現実的な経営助言を行っています。講演、コンサルティング等の問合せからご連絡ください。

2024年11月28日に中小企業講演「生成AIを活用した組合運営~基礎編~」を山口県中小企業団体中央会で行います。

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