自分でやることを忘れた経営者


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は東京都中野区の専門サービス業のコンサルティングをします。

今日は自分でやることを忘れた経営者についてです。

【自分でやることを忘れた経営者】作成 中小企業診断士 竹内幸次

先日、ある中小企業経営者から、「ぜひやりたいが、代行業者はいますか?」と質問を受けた。私はコンサルタントなので、代行業者の探し方を助言するのが本業なので、「それでは一緒に探してみましょう」とした。

代行は商売の基本だ。顧客が行うことを会社が行うことがビジネスであり、産業の原点であり、経済の仕組みだ。

一方内製化(自社内で行うこと)や自前主義は企業の成長力を積み上げていく。成長するかどうかではなく、様々なスキルやノウハウが組織内に蓄積し、成長の可能性を増してゆく。キャッシュフロー的にみても、外部に資金流出せず、従業員にコストが分配される。賃金アップにも寄与するだろう。

29年以上プロの中小企業診断士をしているが、この間、SNS投稿代行、プレゼンシート作成代行、採用面接代行等、我々中小企業が日常的に依頼できる代行会社が増えた。

代行サービスを欲しがる経営者。自分でやることを忘れていないか。コアコンピタンス(核となる能力)に集中することは生産性を上げることになるが、いつまでも不得意のまま放置していいのだろうか。

その外注、いつまで外注しますか?


▲外注化、内製か。その効果は?


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2024年12月26日に中小企業講演「組合事務局が使える生成AI活用術」を青森県中小企業団体中央会で行います。

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