無能なリーダーが生れる理由


中小企業診断士の竹内幸次です。今日は静岡県伊東市のサービス業のコンサルティング、横浜市の製造業のコンサルティングをします。

今日は無能なリーダーが生れる理由についてです。

【無能なリーダーが生れる理由】作成 中小企業診断士 竹内幸次

経営ではリーダーの育成は重要な課題である。なぜならリーダーの資質が会社の成長を左右するからだ。しかし、時には無能なリーダーが生れてしまうことがある。その理由はどこにあるのだろうか。

第一に、「実務能力とリーダーシップは異なる」という認識が不足しているケースがある。例えば、ある中小企業では営業成績が良いというだけで社員を管理職に抜擢したが、実際には部下の指導や育成能力が乏しく、組織の士気を下げる結果となった。

第二に、「教育不足」によるものである。リーダーシップを発揮するにはコミュニケーション能力や人間力が必要であるが、現場での経験だけでは身につかないことが多い。意識的な教育や訓練を行わなければ、本来のリーダーの役割を果たせないままの状態が続いてしまう。

第三に、「自己認識の欠如」も挙げられる。無能なリーダーは、自身の能力を過信し、周囲の意見を軽視しがちである。自己改善の意欲が乏しいため、同じ過ちを繰り返し、問題が改善されない。

中小企業経営者の皆様、優秀なリーダーは一朝一夕で育つものではありません。適切な教育と自己認識を促す環境づくりを進め、企業の将来を担う有能なリーダーを育成していきましょう。


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